川崎市は10月19日「対象者の79・5%が新型コロナワクチンの1回目接種を完了した」と発表した。今月中に1回目接種率8割を掲げており、周知活動のさらなる強化などに乗り出している。
希望者への接種、順調
市内の接種状況の進捗にあわせ現在は予約における混雑も大幅に解消。大規模接種会場(中原区)や南部接種会場(川崎区)では予約なしでの接種が始まっているほか、市内各クリニック等での個別接種についても際立った混雑はみられなくなるなど、ワクチン接種を希望する人には、ほぼ行き届く環境が整いつつあるとみられている。
予約枠には「空き」も
市はこうした流れを受け、区内での集団接種会場となっている「高津市民館」の方針を発表。現在HPなどで受け付けている予約枠(1回目を10月26日から11月7日に接種/ファイザー製)をもって新規の接種受付を終了。この予約を済ませた人が2回目の接種を終える11月28日で、同館での新規ワクチン接種は実質「打ち止め」となる。
高津区の危機管理担当者は「(高津市民館での打ち止め前最終となる)10月26日からの予約については枠に空きがあるのが現状。スマホ等で簡単に予約もできる(上記参照)ので、ぜひ利用を」と呼び掛けている。
接種後サービスも話題に
高津市民館の集団接種については1日の定員数が700人と、市内の他会場と比べて2倍程度多く、溝口駅から至近という立地条件も手伝い連日、多くの市民が利用。
さらに最近では階下の「マルイファミリー溝口」や「ノクティプラザ」が、接種を済ませた人に対してテナント店舗での買い物割引等を行う「当日サービス」を実施(本紙9月24日号・既報)するなど、新型コロナワクチンの普及に貢献してきた。そのため前出担当者は、年明け以降に実施されるともいわれている一般向けの「3回目接種」の会場として、同館が再び利用される可能性を示唆している。
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