2021年の高津区内の火災件数は55件で、前年より23件増加した。川崎市内は363件(前年比37件増)で、市内8署の中で3番目に多かった。区内の救急件数は7844件で、前年より246件増加した。
市内の火災件数の内訳は「建物火災」が226件で全体の62・3%を占め、「車両火災」が24件、「その他」が113件と続いた。出火原因は市・区ともに放火が1位だった。区内の放火は前年比11件増の18件。昨年12月、多摩川沿いで起きた5件の連続放火が含まれる。高津消防署は「目立つところにゴミを出しっぱなしにしない、ゴミの収集日を守ることなどを心掛けてほしい」と呼び掛ける。火災による死者は市内は前年比3人増の11人で、そのうち8人が逃げ遅れによるもの。年齢別では高齢者が9人だった。区内での死者は1人だった。
市内の救急件数は6万9883件で前年比2932件増加し、区内では7844件で246件増加した。
同署の熊谷智子署長は「区内の火災原因は放火が一番多くなっているが、日ごろのちょっとした心がけが放火を防ぐ対策となる。空気もとても乾燥しているので、火の取り扱いには十分気を付けてほしい」と話した。
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