いざという震災時に 双腕作業機を使用した訓練
中原消防署は今月4日、全国で2台という「双腕作業機」を使った実践型の震災対応訓練を実施した。
双腕作業機は、市消防局の震災対応の活動拠点に指定されている同署に本年度初めて導入された特殊車両で、二つのアームに、がれきなどをつかむフォークや鋼材を切断するカッター破砕機を装備している。
訓練は、川崎市直下を震源とする大地震を想定。中原区をはじめとする市内全域で建物の倒壊や火災、電機やガス等ライフラインの寸断、主要地方道での事故等の発生を仮定して解体工事現場でおこなわれ、双腕作業機がコンクリートの塊を破砕機で細かくしたり、つかみ取ったりして処理にあたった。更に電磁波でがれきに埋まった人を探知して救助する訓練も行われた。
山口高広署長は「当署には多数の特殊車両が配備されている。いざという時に備え配備された消防力を生かした実践的な訓練を継続的に実施していきたい」と話した。
|
|
|
|
|
|
9月20日