寄稿 災害情報を配信緊急速報「エリアメール」 民主党川崎市議団 前川崎市議会議長 うしおだ智信
昨年3月11日の東日本大震災で多くの方が「情報の重要性」を感じたことと思います。災害がどの場所でどれぐらいの規模で起きているかを正確に知ることは混乱を避け、安心に繋がります。また、災害の情報を得ることは、自分や大切な家族を守ることにもなります。
川崎市では昨年7月より、NTTドコモの緊急速報「エリアメール」を活用して、災害情報や非難指示などの緊急情報を配信しております。NTTドコモでは自治体や国のエリアメール利用料を無料としており、導入する自治体が全国で増加しているようです。8月に実施した市総合防災訓練で配信テストを行ったので、受信された方もおられたかと思います。
「エリアメール」は、対応している機種の携帯電話に緊急情報を一斉に届けるサービスです。通常の電子メールとは異なるため、通信規制などによる影響を受けることはありません。受信料もかからず、事前登録も不要です(機種によって、受信するための設定が必要な場合あり)。市内在住の方だけでなく、在勤や在学、旅行で来ている人などにも災害情報を伝えることができます。
配信情報としましては、以下の4点があります。
【1】東海地震予知情報、津波警報、震度情報(市内で震度5弱以上の場合)などの、地震や津波に関する情報
【2】弾道ミサイル情報、大規模テロ情報、着上陸侵攻、航空攻撃情報などの、国民保護に関する情報
【3】避難勧告、避難指示、避難準備情報などの、避難に関する情報
【4】その他、市民の生命、身体および財産を保護するために必要と考えられる緊急性の高い情報(政府が「電力需給逼迫警報」を発表し、川崎市の節電レベルが3になった場合など)
ソフトバンクやauでもサービスを始め、3月より川崎市でも配信しておりますが、対応機種がまだまだ多くないのが現状です。より多くの市民が必要な情報を迅速に得られることを願っております。
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5月3日
4月26日