市総合防災訓練 迫力ある実演に緊張感 高層住宅からの救出も
川崎市総合防災訓練が8月31日に中原区内で行われた。今回は等々力緑地をメインに、武蔵小杉駅前の高層マンションや井田中学校でもそれぞれの目的に合わせた訓練を実施した。
中でも、高層マンションからの消防ヘリによる救出訓練では、近年増えている高層マンションでライフラインがストップし、タワー内に人が閉じ込められたことを想定して行われ、消防隊が屋上からロープで人を引き上げた。その模様はメイン会場内の大型モニタに映し出され、多くの来場者が緊張感を持って見守っていた。
また、メインの等々力緑地では、消防署や地域の消防団、警察署、自衛隊、災害医療チーム「川崎DMAT」、医師会、歯科医師会のメンバー等が集まり、応急救護や消火器とバケツリレーを取り入れながらの初期消火、双腕重機を使った救出救助、一斉放水など本番さながらの迫力で訓練が披露された。
さらに井田中学校では、地域住民参加型の避難訓練が実施され、長さ25メートルのバルーンシェルターを校庭に広げ、その中での応急救護や、住民の手による応急給水拠点の開設、限られた投光機を使用した仮設トイレの設置や起震車、煙体験ハウスなどを地域住民らが体感した。小林英木中原消防署長は「自助、共助、公助の理念のもと、住民参加型の大変有意義で実践的な訓練が出来た」と話した。
|
|
|
|
|
|
4月26日
4月19日