中原区文化協会(藤嶋とみ子会長)が中心となり、2011年に二ヶ領用水竣工400年を記念して作った歌『水の旋律〜二ヶ領用水のうた』(作詞/小川淳子、作曲/前田佳世子)。公の場で歌われることが減ったこの歌を、「川崎全体に広めて、後世に歌い継いでいきたい」という動きが出てきた。
約4年前、竣工400年を記念して作った歌だったが、定着していかなかった。藤嶋会長は「曲が独唱だったことや、音程が低く歌いにくかったのでは」と原因を分析する。その後、歌いやすくするため、曲をアレンジしようと依頼先を探したが、なかなか見つからなかった。昨年、合唱団を運営する会員に頼むことができ、合唱の曲に生まれ変わった歌が誕生した。
新しくなった歌に会員も「歌いにくさがとれた」「とても良くなった」と手応えを感じている。同会のメンバーでコーラスグループを運営する小川聖子さんを中心に練習を重ね、昨年10月の中原市民文化祭では、約40人が新しくなった歌を初披露した。さらに完成度を上げるため、先月には公開練習も行い、春のイベントに向けて練習にも熱が入る。
藤嶋会長は「新しくなったこの歌を広めて、誰でも歌えるような歌になれば」と話している。
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