大震災による高層建物での火災を想定し、中原消防署は10月30日、37階建てのNEC玉川ルネッサンスシティノースタワーで、階段駆け上がり訓練を実施した=写真。
同署が管轄する管内には高さ60mを超える建物が17棟あり、これらの建物で火災が発生した際には、階段をのぼり現場に行き、消防活動、人命救助を行うことが求められるという。
今回の訓練は、火災が発生し非常用エレベーターが停止する中、要救助者がいる37階まで防火衣を着装して避難階段を使って駆け上がり、要救助者を救助することを想定して行われた。
同消防署の隊員47人が参加。3人から5人の各小隊単位で829段の階段を駆け上がった。最速は7分40秒だった。
高嶋敏署長は「この訓練は、第一に隊員の体力の向上、次に、チームワーク、的確な判断力と行動力の向上を目指して計画した。隊員の士気の高揚を図ることができた」と話している。
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