中原区で誕生し4年目となる市民による「なかはらミュージカル」が3月12、13日に中原市民館で行われ、両日の公演とも満員御礼で賑わいを見せた。
今回は「桃の里のものがたり2016」と題し、桃の産地だった昭和初期の戦時中の中原で、桃農家の娘が体験する不思議な出来事を描くストーリー。小学生から60代までの区民キャスト約90人が、昭和の庶民の服装や桃の精霊をあしらった衣装をまといながら熱演を披露した=写真。かつて軍需工場があり空襲を受けたという街の歴史を踏まえたシーンもあり、観客らは楽しみながらも真剣な表情で見入っていた。
90人のメンバーは昨年8月から約7カ月間、土日を全体練習にあて、平日も各パートやシーン毎で調整を重ねてきた。その努力が結実したミュージカルとなり、観客の心を大きく掴んだ。
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