農業と福祉の連携模索で地域の相乗効果を――
JAセレサ川崎の子会社、セレサアグリコ(株)が「農福連携」による地域の課題解決に向け、試行的な取り組みを行っている。
セレサアグリコは一般市民向けの貸し農園事業を麻生区や宮前区などで展開している他、農作業の受託なども行っている企業。現在、同社は各種事業などで収穫した農作物の選定作業などを障害者施設の利用者に依頼するなど、福祉分野での連携について可能性を探っている。
高津区千年にある同社の事務所で先ごろ行われたのは、麻生区黒川で収穫されたジャガイモの選定作業。高津区にある知的障害者の通所施設「障害福祉サービス事業所ちとせ」利用者がジャガイモを一つずつ計量し、サイズごとの仕分けを行う作業を行った。
セレサアグリコ関係者は「内職的な作業が海外へ流出し、障害者の就労の機会が減っている中、仕事の幅を広げることが出来るか、まずは農福連携が可能かを探っている状態。農業の活性化と併せ、機会の提供が出来るよう今後も協力していきたい」と話している。
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