農家と商店主ら交流 川崎野菜活用へ連携探る
アイデアや問題点を共有する参加者
市内農家が様々な業種の人と意見交換し、連携を図る「川崎市都市農業活性化連携部会」（市主催）が１月26日、高津区のＪＡセレサ梶ヶ谷ビルで行われた。２回目の今回は農業と商業の連携がテーマで、各区の農家や、カフェ、小売店を営む商業者等24人が互いの問題点や考えを共有した。
話し合いでは多くの参加者から、農家と商業者が顔を合わせる機会がないといった問題点が出された。そのため、農家としては販路が限られ、商業者としては地元産野菜を満足に取り扱えない状態にあった。これに対して、交流のきっかけとなる場をフェイスブックなどのＳＮＳを使って作るなどの意見が出された。
また、商品に付加価値を付ける方法として、ドライフルーツなど加工品のアイデアも出され、参加者は調理や販売の方法が現実的かどうか話し合った。
多摩区から参加した梨農家の香山成夫さん（53）は「他の業種の人から農業がどういう目線で見られているのかを知るいい機会になった。今後はまず加工品の実現に手を付けたい」と感想を語った。
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