安心社会の実現をめざす「なんてん神奈川10区の会」は3月28日、結成1周年を記念し、前文科省事務次官の前川喜平氏の講演会を行った。
テーマは「これからの日本、これからの教育」。前川氏は、教育基本法などの法律や憲法と学校教育との関係性について言及。「民主教育が行われないまま2007年に教育基本法が改正された」と指摘した。憲法の国民三大義務である普通教育について前川氏は、「全ての人に無償の普通教育を受ける権利が保障されるべきだ」と主張した。
平和主義については「戦争は無知から起きた。『体験者がいなくなると危険』では戦争は繰り返されることになる」と前川氏。近年のヘイトスピーチも「外国人など互いの理解不足が原因」とし、日本の多文化共生社会の必要性を訴えた。
また、4月から導入された道徳の教科書については「型にはめるような内容だ」と問題点を指摘。「個人の尊厳、自由に対する考えが抜けている。ルールを守れではなく作れとすべき」とした。
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