スピード、技が光った舞台
着物文化の継承と着付士の技能向上などをめざす「第17回全国着付士技能コンクール」が先月22日、サンピアンかわさき（川崎区）で行われた。全国の予選を勝ち抜いた約30人の着付士が、留袖、紋服、創作着付け、振袖の４部門に分かれ、技やスピード、出来ばえなどを競った。
主催した中央着付士能力開発協同組合の尾㟢弘子副理事長は「流派や職種を超えた着物士が、高いレベルで競い見応えがあった。当日初めて会うモデルの良さを引き出していた」と評した。
各部門の受賞者（着付士・モデル）は以下の通り（敬称略）。【留袖】優勝…水留信子・田中幸子、２位…石井和子・野口三佳、３位…羽場雅恵・西崎敦子【紋服】優勝…田村佐智子・田中健、２位…石川圭井子・辻本源太、３位…佐久間洋子・樋口秀一【振袖】優勝…太田まさき・ゴカキ、２位…相崎忍・レテイロアン、３位…櫻井由美・宮㟢智鶴【創作着付け】優勝（総合第１位）…岡田千賀子・林みずえ、２位…高橋文子・矢吹貴子、３位…小宮孝子・藤井美樹子
斎藤理事長（右）から表彰状
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