新城の自転車店「カシマサイクル」で、競輪選手をめざし練習に励む川崎工科高3年の中村美那さん(18)=人物風土記で紹介=が先月、日本競輪学校の適正試験に合格した。練習を支えてきた同店主で元競輪選手の東(ひがし)晃さん(58)は、「初めて挑んだ試験だったが、よく頑張った」と称えた。
中村さんが東さんの下を訪れたのは昨年7月。「競輪選手の指導をしてほしい」との申し出を、東さんは快く受け入れた。実は、東さんも18歳の時に前店主の鹿島勝敏さんの門を叩き、その後競輪選手として活躍。「あの頃の自分とダブって見える」と東さんは回想する。
中村さんは週3日、自宅から約5キロ離れた同店に通い、店内に置いてあるエアロバイクなどを使い鍛え込んでいる。初めはバランスを取ることに苦労したというが、東さんの指導を受け安定感が増し、技術面も向上してきたという。静岡県伊豆市にある日本競輪学校での生活が始まる4月までは、同店で汗を流し続ける予定だ。
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