台風19号で受けた被害の程度を証明する「罹災証明書」の申請件数が、中原区内だけで873件(10月28日午前9時時点)に上った。
市は、浸水が確認された上丸子山王町、下沼部、中丸子、新丸子東、宮内1丁目の一部地域で申請を待たずに先行して建物被害認定のローラー調査を実施。10月27日までに累計1206件で行われ、そのうち、「一部損壊」や「半壊」などの被害があった家屋は792件に及んだ。
区の担当者によると、現在も調査は継続中で、いまだ被災家屋数などの全容が見えていない部分があり、罹災証明書発行など、今後も増えていく可能性があるという。
区内で床上浸水の被害にあった男性は「女性や高齢者しかいない家では、家財道具など、まだ片付けられてないところもある。泥が積まれていたり、消毒が進まないところもある。リフォームして床下を掃除したくても、業者は1〜2カ月待ちで捕まらない」と嘆く。また区内では、台風被害の影響で、仮住まいの場所も見つけにくくなっているという。
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