昨年の台風19号の影響で中断していた、川崎区殿町と羽田空港付近を結ぶ「羽田連絡道路」の橋桁の架設工事が4月11日に再開した。当初の計画では今年開催予定だった東京オリンピック・パラリンピックまでの開通を目指し7月に完成するはずだったが、工期は大幅に遅延。川崎市は24日、「浚渫(しゅんせつ)作業と合わせて精査した結果、今年度の完成は困難」とし、令和3年度内の開通を目指すとしている。
同連絡道は川崎側の国道409号と多摩川対岸の大田区の環状8号線を結ぶ全長約840mで、うち約590mが川崎市側となる。これまでの総工費は271億円。4月初旬まで河川内の大量の土砂を撤去する作業が行われ、11日には橋中央部の川崎市側の橋桁=写真手前=の架設が行われた。大田区側は昨年9月に完了している。次の工程は5月で、間の部分の橋桁の吊り上げによる架設が行われる予定という。
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