市政報告vol.60 苅宿小田中線III期工事議案上程。アンダーパス化からさらに先へ。 川崎市議会 自民党川崎市議団副団長 末永 直
1.苅宿小田中線III期工事契約締結の概要
第4回定例会(6月1日〜24日)開会中です。自民党川崎市議会議員団は6月10日、代表質問を行いました(質問者・野田雅之議員)。議案、市政一般と多岐にわたりますが本稿では、地元案件である議案第90号苅宿小田中線(III期)工事請負契約の締結について市政報告致します。
木月伊勢町と木月住吉町境の、関東労災病院横の東急目黒線の踏切は、待合時間と渋滞、道幅の狭さによる危険性が訴えられており、私も過去何度も議会質問で取り上げました。本工事内容は踏切除去に伴う立体交差化等で、一般競争入札ですが過去二度も入札不調でした。
契約金額は24億5630万円。契約相手方はフジタ・織戸共同企業体。完成期限は令和6年3月31日です。金額の内訳は、建設緑政局長の答弁によると、【1】土留による掘削や擁壁築造、舗装など、道路を築造する土木工事に約22億円。【2】道路排水設備や道路昇降設備などの機械工事に約6千万円。【3】道路排水を行うポンプ施設の上屋の建築工事に約4千万円とのことです。
2.東日本台風と同程度の雨量は処理できる
一番の懸念は、令和元年東日本台風のような風水害(市内の最大時間雨量40ミリ)への対策は万全なのかですが、建設緑政局長答弁によると「時間雨量58ミリに対応できるポンプ施設を設置するため、東日本台風と同程度の雨量は処理できる」とのことです。
3.法政グラウンドまで道路延伸、II期整備を
本道路を法政グラウンド前まで伸ばす計画(II期工事)は、第2次川崎市道路整備プログラム(〜令和7年度)では「調整路線」として格下げの位置付けになっています。今回、III期工事完成までの見通しが立つわけで、「プログラム対象路線」へと格上げすべきではないかと質問し、「検討していく」とのことでした。実現できれば小田中から苅宿まで踏切を待つ必要がない広い道路ができ、バスも通る可能性があります。長期戦にはなりますが、更に利便性を良くする為にも、区民の皆様にはぜひご賛同をお願い致します。
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5月3日
4月26日