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中原区版 公開:2020年10月16日 エリアトップへ

基準地価中原区 住宅地、商業地とも下落 県・市変動率は上回る

経済

公開:2020年10月16日

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 神奈川県は9月29日、土地取引の指標となる県内基準地価(7月1日時点)を発表した。中原区は住宅地と商業地を合わせた平均変動率が1・1%で、前年の4・0%より2・9ポイント下落した。全県的に、新型コロナウイルスの影響による経済の先行き不透明感が要因としている。

 基準地価は、1平方メートルあたりの価格を都道府県が調査し毎年1回公表。今回対象となったのは、県内927地点、川崎市内116地点、中原区は住宅地と商業地あわせ17地点。

 中原区は、住宅地の平均価格が38万3100円で県内トップ。ただ、変動率は0・9%にとどまり、前年比2・0ポイント下落した。9地点のうち8地点でプラスを維持したが、「上丸子山王町2丁目1319番4」は1・4%のマイナスに転じた。

 中原区の商業地は、平均価格が80万2300円で県内5位。変動率は1・3%で、前年より3・9ポイント下落した。全8地点のうち、マイナスになった地点はなかった。

 市や区の状況について県の担当者は、「住宅地は都心に接近している優位性や都内との価格差を反映し前年まで上昇基調だったが、コロナ禍の影響で反動が大きかった」と分析。商業地への影響は、オフィスよりも店舗の方が大きいとしながらも、今度の動向は不透明としている。

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