中原区選出の市議会議員団は11月26日、2021年度の川崎市予算編成に関する要望書を福田紀彦市長に提出した。出席したのは末永直氏、川島雅裕氏、押本吉司氏、大庭裕子氏、重冨達也氏、松川正二郎氏の6人。
今回要望したのは29項目。「新型コロナウイルス感染症への対応」を新たに盛り込み、コロナ禍における風水害被災時の避難所受け入れ体制の強化、バスなどの乗車料減収による減便の抑制などを求めた。また、前年からの継続事項の中では、等々力緑地の緑化促進と近隣住民への環境整備、南武線立体交差事業での本年度中の都市計画決定、市総合福祉センターの空きスペースの地域開放などを新たに加えた。
参加した市議からは、小児医療における病児保育の拡充、政府が見直しを検討する児童手当制度の継続、ひっ迫する医療体制の充実、次年度300億円超と見込む収支不足への懸念、受動喫煙防止の市全域への拡大、公開空地の活用状況などについても触れた。
福田市長は「財政難の中、大規模事業は慎重に進める必要がある。公共空間については一つの目的だけでなく、広い観点から取り組んでいく」などと応じた。
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