神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
中原区版 公開:2020年12月11日 エリアトップへ

ホームレス 「缶集めは死活問題」 市の条例化へ意見

社会

公開:2020年12月11日

  • X
  • LINE
  • hatena
市職員に声を届けるホームレスら
市職員に声を届けるホームレスら

 資源物の持ち去りを禁止する条例の制定をめざす川崎市は12月7日、アルミ缶を集めるホームレスから直接意見を聞く集会を川崎区内で開いた。

 民間支援団体などを通じて集まったホームレスは10人弱。薬物やギャンブル依存からの脱却を支援する団体・川崎マックの青木知明さんは「条例を制定する前に話し合う市の姿勢は評価したい」としながらも、「アルミ缶集めで100人ほどが食いつないでおり、まさに死活問題。別の対策を検討すべき」と訴えた。

 70代のホームレスの男性は「罪悪感はあるから、住民に迷惑をかけないよう挨拶や掃除もしている。中には好意で缶を提供してくれる人もいて生きがい。アルミ缶頼みの生活で、死ぬ勇気もない」と思いを吐露した。他の参加者からは、市の委託業者以外で粗大ごみを回収するトラックや、ホームレスを装い缶集めする人がいるなど、市内の資源物持ち去りをめぐる現状も伝えられた。

 市環境局の担当者は「条例制定に向け、市民の安心安全を前提に、路上生活者の声を参考に自立支援策も含めて検討していく」とし、今後も集会を開く予定という。

 市が今年実施した調査では、市内のホームレスは214人で、5年前と比べ半減している。

中原区版のローカルニュース最新6

歌で市制100年盛り上げ

地元演歌歌手吉村明紘さん

歌で市制100年盛り上げ

新曲『KAWASAKI』で

4月26日

若者文化推進など追加

ふるさと納税の活用事業 川崎市

若者文化推進など追加

4月26日

市制100周年で1万発

第83回多摩川花火大会

市制100周年で1万発

4月26日

工場夜景とフラに200人

工場夜景とフラに200人

クルーズ船利用「観光資源に」

4月26日

工作通し、英語を学ぼう

工作通し、英語を学ぼう

4月28、30日にイベント

4月26日

多摩川に「モトスマリモ」

国内2例目

多摩川に「モトスマリモ」

河原の石から数年で発生

4月26日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月26日0:00更新

  • 4月19日0:00更新

  • 4月12日0:00更新

中原区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

中原区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook