川崎生まれの新種のハーブ「香辛子」を使ったレシピコンテストが12月5日に行われ、中原区内在住の川島洋一さん(23)が最優秀賞に選ばれた。川島さんが考案したレシピは「香辛子とアサリの香辛子ウォッカ蒸し」。香辛子をウォッカで漬けて味と香りを引き出し、アサリやきのこ、水菜と合わせ、鮮やかな見た目や食感にもこだわった一品だ=写真。
コンテストは、川崎市やJAセレサ川崎などで構成されるかわさき地産地消推進協議会が初めて開催。応募70点の中から審査を通過した9レシピを料理人が調理し、審査員が実食した。オンラインで行われたため、レシピの詳細を直接電話で料理人に伝えたという川島さんは「最後に名前を呼ばれて驚いた。評価されて嬉しい」と笑みをみせた。審査員を務めたフードアナリストの玉城久美子さんは「素材の美味しさが生きている。色合いが良く、食感の組み合わせも素敵で、香辛子のカリっとした味わいなども楽しませてもらった」と評した。
川島さんは新城の飲食店「ダイニングバーR」の副店長。最優秀賞に輝いたレシピは、香辛子の生産時期を迎える春頃に店内で提供する予定という。通常朝5時まで営業している同店は今、時短要請を受け夜10時に閉店。店長の田丸健嗣さんは「非常に厳しいが、お客様の安全が最優先。地元で12年、今後も愛されるお店を追求していきたい」と話した。
なお、入賞した9レシピは、市ウェブサイト「かわさきの農業」内で公開されている。
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