宮内子ども会野球部の佐藤歩実さん(宮内小6年)が、全日本女子学童軟式野球大会の神奈川県選抜「YAMAYURI」のメンバーに選ばれた。7月31日から行われる全国大会に臨む。
子ども会では主に投手を務める佐藤さん。右サイドスローから投じる90キロ中盤の直球が持ち味で、選抜チームでも投手候補の一人として期待される。「まさか選ばれるとは思わなかった。地元の仲間に良い報告ができるよう全国で勝ちたい」と意欲を見せる。
佐藤さんは、父、姉、兄が現役でプレーする野球一家に育ち、「家族の試合を見るうちに興味をひかれ小1から始めた」という。地元チームや家族からの指導を受け、めきめき上達。今春の試合では人生初のサヨナラホームランも放ち、「最高の形でチームが勝てて本当に嬉しかった」と顔をほころばせる。
同部の高原俊秀監督(80)も、「毎週土日、朝から夜まで長時間の練習も何のその。70メートルの柵を超える打球を放つ子はなかなかいない。まさに二刀流だよ」を目を細める。
等々力緑地を友達と散策するのが好きという佐藤さん。昨年完成した等々力球場で試合が行われていると、「友達との遊びを忘れて、遊歩道からついつい見入っちゃう」と苦笑い。
佐藤さんの将来の夢は幼稚園や保育園の先生になること。その礎として、今掲げる目標に全力投球で臨む。
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