東京五輪の新競技・スケートボードで日本代表の堀米雄斗選手(22)と西矢椛選手(13)が金メダルを手にした先月25日、26日。この快挙直後、市内北部でのスケボー練習場開設を求める署名運動に、2千件を超える賛同が寄せられた。
多摩区の小学生グループが昨年9月に始めた署名運動。登戸でスケボー専門店を営み、活動を支える片桐宏樹さんは「金メダル獲得前の署名は約600件。そこから一気に2千件増えた。地上波で放送されたことが大きい」と語る。
五輪での注目とコロナ下で競技人口が増えたスケボーだが、専用の練習場(パーク)があるのは市内で川崎区のみ。中原区内では等々力球場の周辺で滑る人が多い。もう一つの種目で四十住さくら選手(19)が金メダルを獲得した今月4日も同所には夕方、ボードを持った10代の学生らが集まってきた。世田谷区から来ている深水絢平さん(15)は「五輪が始まって『すげー』と言われるようになった」と話す。騒音やごみの放置などマナー違反も問題視されるスケボー。高津区在住の田辺慎翔さん(17)は「ごみを見つけたらSNSで注意を呼びかけている。認めてもらうには僕らの努力も必要」と語る。練習場については「ここは民家も遠いし注意されたことはない。路面が良くて利用料が高くないパークもあったら理想」と話す。
署名受付はサイト(https://www.change.org/kawasaki_sk8)。
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