JR向河原駅前の踏切で9月1日、中原警察署の署員らが児童の登校を見守った=写真。
下沼部小学校の通学路で、約600人の児童が踏切を渡って登校している。だが通勤ピーク時の午前8時台、1時間あたり44分遮断する「開かずの踏切」でもある同所。遮断機をくぐる危険横断が大人を中心に散見されていることを受け、川崎市教育委員会が中原署へ警備を依頼した。
朝7時30分から1時間、交通課の署員4人が踏切のそばに立って児童を見守った。警報音が鳴ったあとに横断を始めた歩行者には注意喚起。大場英彰交通課長は「小学生が見ている。恥ずかしい行動はしないで」と指摘した。
市教委でも登下校の時間帯に毎日、地域交通安全員を配備。メンバーの一人は「ひどい日には20分ほど遮断していることもある。人が多く、たまに踏切内で転ぶ子もいるので注意している」と不安を口にする。6年生の児童は「6年間毎日通っているけど長さには慣れない」と吐露した。
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