市政レポートVol.20 下沼部小学校の通学路を安全に!地元の声を届ける要望活動 川崎市議会議員 吉沢 直美
今年4月6日の朝、向河原駅前踏切が約30分の間開かず、下沼部小学校の児童約400人が遅刻しました。毎朝約650人の児童がその踏切を通学路として渡りますが、開かずの踏切による遅刻が常態化しつつあります。通学路である踏切問題に関して、私は6月議会で一般質問を行いました。その結果、7月には教育委員会が初めてJR東日本に要望を実施。更に、中原警察署長へも「通学路における安全対策の協力について」要望を行っていただきました。それを受け、夏休み明けの9月には、警察による見守り活動や、本市の担当課による現地確認が行われました。
この11月に、第3期実施計画素案でJR南武線連続立体交差事業の検討結果が公表されます。それと共に、通学路の安全を確保するための暫定対策について、ハード面だけでなく、交通規制などのソフト面からも知恵を絞りだし最善策を打ち出さなくてはなりません。
♦アンケートの実施
この8〜9月に向河原駅付近にお住まいの方々を対象に、様々なご意見やご提案を伺うべくアンケートを実施し、たくさんのご回答をいただきました。ご協力をいただき誠にありがとうございました。ご意見等は一つ残らず全て、教育委員会及び建設緑政局へお届けし、要望活動も行って参りました。
♦国やJRへの要望活動
9月28日、PTAの方々と共に我が会派の中原区県議・市議で、丹羽文部科学副大臣、文部科学省・国土交通省の各担当局を訪問し、「安心・安全な踏切横断のための施設整備について」要望を致しました。子どもたちが安全に安心して踏切を渡ることができない、現在の極めて危険な状況を説明し我々の思いを訴えたところ、真摯に受け止めご理解をいただき、「JRや関係省への働きかけをしていく。」と、とても前向きなご返答をいただくことが出来ました。それを踏まえ、10月18日、JR横浜支社へも要望に伺いました。これまで皆様からいただいたアンケートでの貴重なご意見を全てお渡しさせていただいたところ、「しっかり見させていただきます。」とご返答をいただきました。
これまで長い間、なかなか思うように進んでこなかった下沼部小学校の通学路の安全対策。立体交差事業の方向性がはっきりすることによって、暫定対策も具体化が可能となってきます。通学路の危険リスクを排除し、安全性の確保をしっかりと行い、子どもたちが一日でも早く安心して通学できるようにするため、地域の皆様と共に引き続き頑張って参ります。
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3月15日