地域の交通安全を守る交通指導員の委嘱・退任式が11月2日、中原警察署で行われた。17年間務めた鹿島義久さん(75/下小田中)が、定年のため退任。県交通安全協会から功績をたたえられ、感謝状が手渡された。
交通指導員は県交安協の会長から委嘱され、地元で啓発活動などを行う。鹿島さんは2004年に指導員に任命され、下小田中で自転車教室や見守りを実施。自身が中心となって6丁目で始めた見守り活動は、下小田中全域、PTA、教員にまで広がり、区内随一の規模になった。鹿島さんは「引退しても変わらず、地域の交通安全に尽力したい」話した。
「事故の怖さ知って」
この日は、新たに3人を任命。式の後、集まった約20人の指導員に中原署の大場英彰交通課長から安全講話が行われた。
大場課長が警察官として見てきた死亡事故などを話し、事故の恐ろしさについて感情に訴えた。神奈川県は今年、事故による死者数が10月末時点で112人と、全国でワースト2位。大場課長は「絶対に事故に巻き込まれない気持ちを持つこと。皆さんがそれぞれの地域で伝えていってほしい」と強く語った。
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