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中原区版 公開:2022年11月4日 エリアトップへ

小児1型糖尿病 「この病気のことを知って」 上丸子小学校 新井想来(そら)さん(8)

スポーツ

公開:2022年11月4日

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発症から4カ月、インスリン注射も自分で打てるようになった新井さん(下)
発症から4カ月、インスリン注射も自分で打てるようになった新井さん(下)

 「小児1型糖尿病という病気を多くの人に知ってもらいたい」。小2の新井さんは心に決め、病気を公表することにした。

 学校で行った尿検査で血糖値が異常に高く、病院から連絡が来たのは8歳の誕生日を迎える直前の6月11日。1カ月後には卓球の全日本選手権も控えていた。すぐに入院し、精密検査で告げられた病名は小児1型糖尿病。この病は生活習慣とは関係なく、原因も不明な点が多いという。国内での発症率は10万人に1〜2人とされる難病だ。

全日本でベスト8

 指導を仰ぐ両親や姉を含め一家全員が卓球選手。0歳でラケットを握り、3歳の頃から毎日練習してきた。昨年の全日本卓球選手権大会の県予選・小2以下の部で3位になり、全国大会にも出場。自宅から新丸子駅まで5分の距離を歩くだけで疲れるほど体力が落ちたが、出場した7月の全日本選手権ではベスト8入りした。母のさくらさんは「試合よりも血糖値との闘いでした」と振り返る。今は、食事やおやつを食べる前にインスリン注射を1日4〜5回打つ。左腕に付けた装置で血糖値を観察し、数値で薬の量を調整。最初は注射が怖くて空腹でも我慢したが、最近は自分で打てるようになった。

 生活は大きく変わったが、病気になって気づいたこともたくさんある。「みんなが応援してくれる。だから自分も卓球を頑張って同じ病気の人に勇気を与えたい」

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