川崎大空襲が起こった4月15日を前に、戦争の悲惨さを後世に伝える「戦時下の市民生活と川崎大空襲」と題した記録展が、市平和館(北村憲司館長)で開かれている。北村館長は「当時の様子を知ることで平和の尊さを改めて考える機会にしてほしい」と呼び掛けている。
1945(昭和20)年4月15日午後10時ごろ、200機ほどのB29が押し寄せて1110トンもの焼夷弾などの爆弾を投下したとされる川崎大空襲。市内の空襲による死者約千人、負傷者約1万5千人の大半はこの空襲によるものとみられている。
同展では大空襲の記録に加え、当時の市民の生活を知ることができる写真や資料を展示。市民らの防空演習や市役所職員らが一人用避難壕(タコツボ)を作る様子などの写真をはじめ、赤紙(臨時招集令状)や招集の際に兵士が持参する奉公袋と中身などが展示されている。
入場無料、午前9時から午後5時。5月7日(日)まで開催。会場は同館1階の屋内広場で、2階では常設展示も。休館は月曜と第3火曜で、祝日の場合は開館(翌平日が休館)。問い合わせは同館【電話】044・433・0171。
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