本紙では4月9日に行われた統一地方選挙で中原区から当選した議員のプライベートや素顔、今後取り組むべき課題などを紹介。今回は、原典之さん、高橋美里さんです。
原典之さん(自民党)
母校の西丸子小・上丸子小の同級生で結成した野球チームは川崎市民大会で優勝。助け合いの意を込め「BACKUP」と名付けたソフトボールチームも区大会を制した。「政治が保守ならポジションも捕手」と、これまで中心選手として両チームをけん引してきたが、最近は若手の育成にも力を注いでいる。そんな野球愛を4人のわが子にも――と、家族サービスの一環として東京ドームの巨人戦に何度か連れていったものの、「興味を持つのはいつも隣のアトラクション施設ばかり。それから数年経った今、4人が打ち込んでいるスポーツはやっぱり野球以外なんですよね…」と苦笑い。それでも家庭の教育方針である「やりたいことに挑戦させ、のびのびと自由に育てる」観点で、わが子の成長を温かく見守っている。
野球以外の趣味は料理やゴルフ。たまの休日には子どもに手料理を振る舞うことも。イチオシは川崎育ちの野菜等を使ったポトフ。「食べてもらうにはハムやソーセージも必要かな…」。ゴルフはチャリティーコンペで被災地支援も行う。
訴え続けた等々力プールの復活を含め、いよいよ再編整備が始済効果をもたらす場所に」。「創・考・守」、自身のスローガンで突き進む。
高橋美里さん(立憲民主党)
専業主婦として3人の子育てに人生を捧げ10年ほどが経った頃、「自分自身」が無くなっていたことに気付いた。「食べたい物、観たいテレビ、読みたい本、聴く音楽も全て子ども優先。私って空っぽだなって」。精神的なバランスが崩れかけていた時、心に安らぎを与えてくれたのが生田緑地(多摩区)のばら苑だった。それから毎年春と秋には必ず足を運ぶ。「小さなつぼみから織りなす花びらが神秘的で素敵。春は香りもいいし、よし頑張るぞ!っていう気持ちになれるんです」
月1回の映画鑑賞も、自分らしさを保つ大切な時間。子どもを学校に送り出した平日午前、主にコメディー作品を好み、大笑いした後に友人とランチへ。ただコロナ禍以降は医療従事者への配慮から自粛。そんな中、音楽に惹かれ流行から遅れてハマったのが韓国のアイドルグループ・BTS。娘と共通の趣味を持てたことにも喜ぶ。「誰かを大切にするには、まず自分を大切に」――。経験から得た教訓だ。
政治家を志したきっかけの一つが東日本大震災。上平間第二町会の活動に積極的に関わり始め、防災部副部長を務め約6年。台風が市内を襲った際は、避難所の運営や情報発信に努めた。先日は防災資器材の点検作業にも参加=写真。「次代を担って」との町会員の期待を背に、「自分らしく」市政に臨む。
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