中学生が給食の献立を考える「中学校給食献立コンクール」で市長賞に輝いた献立の試食会が1月23日に犬蔵中学校(宮前区)であり、メニューを考えた生徒と共に福田紀彦市長が試食した。
コンクールは、市立中学校に通う生徒たちが食への理解を深める機会として2018年度に始まった。6回目の今回は「苦手な献立をもっとおいしく!」がテーマ。計28校から過去最多の1626点の献立案が集まり、生徒投票など審査の結果、同中学2年の関山幌大(こうだい)さんの献立が最優秀の市長賞を受賞し、1月末までに全市立中で提供された。優秀賞には平間中(中原区)2年の中野優杏(ゆあん)さん、犬蔵中2年の小野柚貴(ゆずき)さん、東高津中(高津区)2年の有本昴生(こうき)さんが選ばれた。
関山さんは「とりむね肉のひつまぶし風照焼丼」を主菜に、副菜に「切り干し大根のゴママヨサラダ」、汁物は「小松菜の豆乳みそ汁」を考案。栄養素を補うことを意識したという。
向き合う機会に
試食会では、市長から賞状が手渡され、関山さんの献立を一緒に試食。市長は特に副菜に驚き、「うまい!」を連呼しつつ完食。「こんなにおいしい切り干し大根の副菜を考えてくれて感動した。給食の課題に生徒が向き合うことに意義を感じる」と語った。関山さんは「みんなに食べてもらえることはうれしい」と笑みを見せた。
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