演奏で楽しく認知症ケア 日医大でブンネ法講座
『音楽を使った認知症ケア、スウェーデンのブンネ法体験セミナー』が10月18日に日本医科大学武蔵小杉病院で開催された。講師はブンネジャパン(株)代表取締役のヨアキム・カウト氏。
ブンネ法は、スウェーデンの音楽療法士、ステン・ブンネ氏が開発した高齢者や障害者でも比較的簡単に演奏できる楽器を使う療法。音楽が演奏者の脳に働きかけることで身体的にも精神的にも活性化させるという。
当日は20人が参加し、病院関係者や介護事業者も受講した。カウト氏はブンネ法について「一般的な音楽療法と違い、認知症介護者も自分で奏でられることがポイント。病気だからできないと決めつけるのではなく、自分も演奏ができるんだという自信を持つきっかけになる」と話した。
さらに、二人一組でスウィングベースを使い、『富士山』などを演奏。ユーモアを交えながらの進行に会場からは笑い声が漏れるなど、終始和やかな雰囲気でブンネ法を体験した。
参加した人からは「たとえ認知症になっても楽しめる。音楽と福祉は万国共通のものだと気づくことができた」との声が上がった。
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4月26日
4月19日