意見広告 安心して暮らせる神奈川を 日本共産党神奈川県会議員 君嶋ちか子
◆神奈川にも原発同様の危険が◆
福島では、事故から5年を経てなお事故の収束が出来ず、汚染物質が放出され続けています。除染で削り取った土壌は、広範に山積みとなり、汚染水タンクが林立しています。原子炉の取り出しもままなりません。
福島の例は、原発事故の困難性を見せつけますが、神奈川県も同様の危険を抱えているのです。横須賀港の原子力空母ロナルドレーガンは、60万KWの原子炉を2基(福島第1の1号機と同規模)搭載、海に原子炉が浮かんでいる状態です。もし事故が起きれば、被ばくは首都圏全域に及び中原区は急性障害さえ予測される地域です。
実際5年前の3・11は、水位が2メートル近く下がり激しく揺れ、大変危険な状態に陥ったことが報告されています。
日本共産党は、県に対してこの危険性を指摘し、避難計画の策定を求めましたが、「米軍と国が安全といっている」との回答にとどまっています。福島の事故も安全神話の下で起きました。さらに、避難計画があればいいというものでもありません。放射性物質に汚染された土地は、戻れる見通しが立ちません。やはり私達の暮らしを守るには、原子力空母母港化の撤回が必要です。
◆大涌谷は今◆
警戒レベルが1に下がってから、報道される機会は少なくなりましたが、大涌谷は、今なお困難を抱えています。規制地域での作業ができないため、温泉復旧の工事が進まず、そのため申し込みがあっても客を断らざるを得ない、規制に伴ってロープウエイの運行が一部中断され、周辺のお店がその影響を受けているなどの例が後を絶ちません。9カ月収入が途絶えたままという飲食店もあります。
共産党は県議・箱根町議も加わり箱根対策の場を設けました。町民の方と相談会、アンケート、懇談の場などを設け、国や県への申し入れも行ってきました。
生活や営業支援とともに、「的確な観測に基づく柔軟な規制」が、切実に求められています。
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5月3日
4月26日