神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
中原区版 公開:2016年4月22日 エリアトップへ

川崎市教委 組み体操「各校の判断で」 実施は安全を確保した上で

教育

公開:2016年4月22日

  • LINE
  • hatena

 全国の小中高校で事故が多発している組み体操について、スポーツ庁は先月25日、事故防止の徹底を求める指針を各都道府県教育委員会に通達した。これを受け、川崎市教育委員会も、春の運動会・体育祭での実施を見据え、「安全を十分に確保した上で実施の判断をする」とした通知を、市内各校に出した。

年間で事故8000件

 組み体操には、背に乗る「ピラミッド」や肩の上に立つ「タワー」など、下支えの人にかかる重さや、一番上に立つ人の高さが、けがの原因となる大技も多い。全国では年間8000件を超える事故件数が報告されているという。

 川崎市内では2013年5月、柿生中学校(麻生区)で、組み体操の練習中にタワーが崩れて、7人の生徒がけがをした事故が発生している。

 事故の続発を受け、全国では対策を打つ教育委員会も現れている。東京都教委は、「ピラミッド」と「タワー」の今年度の実施を休止。段数制限や組み体操廃止の方針を示した教委もある。

 川崎市の通知には組み体操実施についての明確な基準は示されず、各校の判断に委ねられる形となる。教委への実施報告義務はない。市内の小中高175校のうち、昨年度組み体操を行ったのは8割程だという。

「十分な安全」条件に

 川崎市教育委員会は「無理のない指導計画を立てるなどの周知徹底を図った。組み体操の実施は、十分な安全を確保できた上でのこと」としている。

 区内で一番児童数の多い大谷戸小では例年通り5月末に運動会で組み体操を実施する予定だという。石塚綾子校長は「基礎体力をつけるためにも組み体操は必要だと考えている。見栄えだけを狙ったものではなく、一人一人の運動機能に合わせ、無理のないように配慮する」と話している。

中原区版のローカルニュース最新6

体験・学ぶ「看護フェスタ」

体験・学ぶ「看護フェスタ」

5月11日 溝ノ口駅前で

5月1日

社号碑 奉納から90年

住吉神社

社号碑 奉納から90年

4月30日

 「育児や介護に不安」

 外国人市民代表者会議 市長に報告

 「育児や介護に不安」

4月29日

平和の絵を描こう

ゆめパでキッズゲルニカ 参加者募集

平和の絵を描こう

4月27日

工作通し、英語を学ぼう

工作通し、英語を学ぼう

4月28、30日にイベント

4月26日

多摩川に「モトスマリモ」

国内2例目

多摩川に「モトスマリモ」

河原の石から数年で発生

4月26日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月26日0:00更新

  • 4月19日0:00更新

  • 4月12日0:00更新

中原区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

中原区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月1日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook