火災予防を呼び掛けるSHISHAMOの（前列左から）松岡さん、宮崎さん、吉川さん
川崎市出身のロックバンド「ＳＨＩＳＨＡＭＯ（シシャモ）」が11月11日、中原消防署（谷芳之署長）の１日消防署長を務めた。９日から７日間の「秋の火災予防運動」の一環で、制服を着たメンバーのギターボーカル宮崎朝子さん（23）、ドラム吉川美冴貴さん（23）、ベース松岡彩さん（22）の３人が防火・防災を呼び掛けた。
グランツリー武蔵小杉で行われたトークイベントでは、向坂光浩区長、則次誠二郎警察署長、谷消防署長の３人がＳＨＩＳＨＡＭＯに対抗して「ＭＥＺＡＳＨＩ」として登場。今年７月に台風の影響で中止となった等々力陸上競技場での単独ライブの話題にふれ、次回開催が実現できればメザシの３機関が一体となって協力することを約束。その後、会場をこすぎコアパークへ移し防火服に着替えた３人は、水消火器や起震車で震度７の揺れを体験した。
１日署長を終え感謝状を受け取った宮崎さんは「（起震車で）こんなに怖い気持ちになるんだと感じた。体験したことある人とない人では違う。一人ひとりが勉強して、皆で安全なまちづくりをしていけたらいいと思います」と話した。
千葉から訪れたファンの藤井結希乃さん（21）は「消防イベントに来たのは子どもの時以来。帰って家の中の危険な場所を点検したい」と話した。
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