シェイクスピア作『ロミオとジュリエット』を”川崎風”にアレンジした演劇が、12月6日から11日までラゾーナ川崎プラザソル(幸区)で公演される。演出は「カワサキアリス」主宰のAsh(アッシュ)さん。
作品は220年後のカワサキと似た「どこかのまち」が舞台。「原作は400年前の話だが、いまだに世界各地でアレンジされながら上演されている」とAshさん。「ならば、220年後だって『ロミオとジュリエット』はあるだろう」という思いから作品を作り上げた。Ashさんにとって川崎は「雑多で都会だけど田舎臭い。東京で吸収しきれない歪みとそれを包容する懐の深さがある町」。想起するのは抗争や対立といったニューヨークの社会背景を織り込んだ『ウェストサイド物語』。「対立の中にもお互い仲良くしたいと思う人たちが存在する。川崎の若者と付き合う中で、大人の抗争とは関係なく恋に落ち、町に帰る子どもたちをたくさん見てきた。川崎を主題にすることが向いている」と語る。
キャストには洗足学園音楽大学出身の福田麻希子さんら川崎に縁のある人たちも出演。チケットは一般前売4000円ほか。市内在住、在勤者は川崎割もある。(問)ラゾーナ川崎プラザソル【電話】044・874・8501
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