自宅が床上浸水の被害を受けながらも、交通整理などの地域ボランティアを優先した本木さん。昨年の教訓に挙げるのは、情報の伝達・共有、避難者が持参すべき最低限の物資、行政運営、地域連携など。今後の防災にいかしてほしいと、講演の講師も引き受ける。
町内会・自治会の防災面で最も重要と感じているのは、情報の伝達・共有だ。丸子6町会では、災害時に携帯がつながらない場合を見越し、支援金でトランシーバーを購入。タワーマンションの防災組織との連携も強化する。「住民の意識が地域防災力の強化につながる」と本木さん。個人で備えておくべきは、軽食、飲み物、タオル、懐中電灯など最低限の物資。本木さんは、震災が起きた時の心得をまとめた小冊子を財布の中に入れているという。
9月26日には今年初めて上丸子小学校で避難所運営会議を実施。昨年は約千人が避難したが、今後重要なのはコロナ対応だ。都や市の資料を参考に、独自のマニュアルを作成中という。
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