浸水被害に遭った宮内の施設＝2019年10月
令和元年東日本台風（台風19号）による浸水被害は川崎市の判断の誤りが招いたとして、被災者らは３月、損害賠償を求め市を提訴する。
２０１９年10月に発生した台風19号では多摩川が増水し、排水樋管を通じて逆流。中原区や高津区などの家屋に浸水被害が及んだ。
原告団には、被災者60人が参加意志を示している（1月28日時点）。区内の私立学校で教員を務める川崎晶子さん＝人物風土記で紹介＝が団長を務める。川崎さんは「リフォームをしても、夏になるとカビが発生するかもと怯えなければならない」と被害は続いていると訴える。「水門を閉めなかったのは市の誤り。市民にきちんと謝罪をしてほしい」と話した。
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