神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
中原区版 公開:2021年8月13日 エリアトップへ

【Web限定記事】市民団体 ジェンクロス・カワサキ ジェンダー平等で議論 「男性版産休」テーマに

社会

公開:2021年8月13日

  • X
  • LINE
  • hatena
当日の会場の様子=岡田さん提供
当日の会場の様子=岡田さん提供

 ジェンダー平等について考える機会を広く提供しようと、啓発活動を進める市民団体「ジェンクロス・カワサキ」。これまではオンラインでのイベントを主に実施してきたが、7月18日には、すくらむ21(高津区)で初めてオフラインイベントを開催。会場とウェブでの生配信を組み合わせた新たな取り組みに、約30人が参加した。

 同団体の岡田恵利子さん(幸区在住)は「イベント参加者から一緒になにかできないか、との声もいただき活動が広がってきた実感が持てた」と手ごたえを感じる。

 当日は合同会社Respect each other代表の天野妙さんが「男性育休は社会問題の連鎖的解決に貢献する」をテーマに講演。6月に国会で成立した「改正育児・介護休業法」に触れながら、現状の課題などについて解説した。

 改正育休法では、男性の育休取得促進に向けて、子どもの出生後8週間以内に最大4週間の休みが取れる「男性版産休」の制度や、取得対象者への周知義務などが盛り込まれている。

 厚労省の調査では、民間企業での男性の育休取得率は2019年度で7・48%にとどまる(女性は83%)。天野さんは「男性の育休取得が進まないのは『出世できるのにもったいない』『男性なのに』といった周囲の興味や親切心にも原因がある」という。「男性の家庭進出が、産後うつや児童虐待防止、孤独な子育てからの解放、ひいては女性の社会進出にもつながる」と話した。

市議会、欠席理由に「育児」などを追加

 イベントには川崎市議会議員も参加し、パネルディスカッションを行った。6月議会で可決された「市議会会議規則の改正」についても紹介。これまで議員が本会議などの公務を欠席する場合、「事故」のみしか認められていなかったが、「育児」や「配偶者の出産補助」などが追加されたことを説明した。

 岡田さんは「政治家を身近に感じる機会にもなった」とイベントを振り返る。今後は啓発物の製作なども視野に、活動を広げていく。

中原区版のローカルニュース最新6

 「育児や介護に不安」

 外国人市民代表者会議 市長に報告

 「育児や介護に不安」

4月29日

平和の絵を描こう

ゆめパでキッズゲルニカ 参加者募集

平和の絵を描こう

4月27日

市制100周年で1万発

第83回多摩川花火大会

市制100周年で1万発

4月26日

工場夜景とフラに200人

工場夜景とフラに200人

クルーズ船利用「観光資源に」

4月26日

工作通し、英語を学ぼう

工作通し、英語を学ぼう

4月28、30日にイベント

4月26日

多摩川に「モトスマリモ」

国内2例目

多摩川に「モトスマリモ」

河原の石から数年で発生

4月26日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月26日0:00更新

  • 4月19日0:00更新

  • 4月12日0:00更新

中原区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

中原区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月29日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook