新城小学校の通学路にもなっている下新城の市道で、横断歩道を10センチメートル高くし通行車両の状況変化を検証する社会実験が行われる。期間は1月31日(月)〜2月6日(日)。設置工事は28日(金)から予定されている。
この実験は、昨年6月に千葉県八街市で発生した児童死傷事故を背景に、国土交通省が取り組む通学路での交通安全対策の一環。歩行者の安全確保が主な目的で、県内での対象は1カ所のみ。横断歩道は赤くカラー舗装され視認性を高め、歩道とスロープでつなぎバリアフリー化を施す。
検証項目は、自動車の速度変化、交通量の変動、横断歩道前での一時停止の有無など。国交省関東地方整備局の担当者は「実験はビデオカメラを設置して行い、効果が得られれば全国の自治体への導入を検討していきたい」としている。
横断歩道を凸型状に高くするのはハンプ式と呼ばれ、汎用性や費用面で実現性が高いという。横浜市緑区中山では2年前に設置され、走行する自動車の平均速度が時速32・5キロから24・5キロに抑えられるなどの効果が見られている。
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