大和版 掲載号:2012年8月24日号
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大和市議会の傍聴に10年、通い続けている 貝塚 吉高さん 深見台在住 63歳

「生涯かけて続けたい」

 〇…午後1時─約束の時間ちょうどに編集室にやってきた。襟元があいた白いワイシャツ姿はどことなくいつもと違う。「なんだか緊張しますね」と言いながらソファーに座った。朝から、議会改革に関する議員会合を傍聴してきたという。傍聴は10年来のライフワークで、年4回の定例会本会議を中心に「できる限り」は傍聴している。「勝手ですが応援団のような心境」というのが、偽らざる気持ち。その証拠に、批判や論評は一切しない。

 〇…1949(昭和24)年、藤沢市の生まれ。公務員の父と、家を預かる母に育てられた。2歳で転居した深見台。深見小から光中、都内の私立高校から日大文理学部に学んだ。卒業後には当時の藤沢市農協に就職。金融部門の営業職に長く携わり、合併後のJAさがみでは深見支店の支店長を勤めた。「休みの日が格好の営業日。『ちょっと寄りました』なんていいながら、農家の畑に立ち寄ったりしていました。家庭を顧みない典型的なサラリーマンでしたね」と現役時代を振り返る。

 ○…53歳で早期退職し、桜森の青果市場で5年間勤務。還暦を前に議会傍聴の頻度が増えた。2010年10月に「ただ眺めているだけでは」と一念発起して市議選に名乗りを上げたが、得票数は全体の40番目。現実の苦さをなめたが、直後も変わらず傍聴を続ける。「残りの人生もずっと、生涯かけて傍聴を続けたい。そう思えることがとても幸せ。1人でできることですからね」

 ○…年上の妻と88歳の母はともに介護が必要な身だという。介護の合間を見て議会がある市役所に足を運ぶ。「もう介護やなんかは、私たち世代の宿命。それをきっちりとやりながら残りの30年近い人生をどう過ごすか。これがとても大切」。人に諭したり、教示したりではなく、いつもそう自分に言い聞かせている。間もなく9月議会。市役所5階の傍聴席にその姿がある。
 

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