大和市民生委員児童委員協議会会長として、初めてパネル展を行った 金子 直勝さん 下鶴間在住 73歳
民生委員をより身近に
○…市役所で5月、市内11地区の民生委員児童委員の活動紹介するパネル展を初開催した。予算のない中、メンバーたちは手作りでパネルを製作。「文章が得意な人は文章、絵が得意な人は絵。学園祭的なノリで、みんなで和気あいあいと作業したよ」。手作り感満載の展示はアットホームな雰囲気を醸し出し、来場者からも好評だったという。「民生委員イコール特別な人というイメージを持たれがち。こちらから地域に入っていくことで身近に感じてもらい、気軽に相談してもらえる環境を作りたい」。
○…民生委員児童委員になったのは、定年後。自身の子どもたちを育ててくれた地域への恩返しを考えていた時に誘いを受け、二つ返事で快諾した。「例えば、小さい頃から関わっている地域の子どもたちが立派に学校を卒業する姿を見ると、やっぱり嬉しいね」と、やりがいを語る。8年前には市協議会の会長に就任。「会長はリーダーというよりも、取りまとめ役」の姿勢で、常に人の意見に耳を傾けることを心掛ける。
○…新潟県の佐渡島出身。小さい頃は大人しく引き込み思案、人の前に出るとすぐ赤面してしまう子どもだった。相撲が大好きで力士を夢見るも、体が小さかったため断念。それでも何かしらの形で関わりたいと行司を志し、当時の横綱千代の山に手紙を出したことも。学校卒業後、就職を機に東京へ。40年前には、大和に居を構えた。相撲の知識を活かし、地元下鶴間の相撲大会では第1回から23年続けて行司役を務め、表彰も受けた。
○…3人の子どもは独立し、妻と2人暮らし。時々遊びに来る4人の孫の話題になると、すっかりおじいちゃんの顔に。趣味は40歳から始めた民謡と尺八。「大きな声で歌ったり演奏したりするうちに、人前に出ることも恥ずかしくなくなったんだよ」と、いたずらっぽく笑う。数々の出会いと家族や仲間の支えを糧に、地域福祉の重責に臨む。
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