2018プレナスチャレンジリーグの新人賞に輝いた 大家 梨緒さん 22歳
梨緒ブラボーなルーキー
○…『新人賞おめでとう』と副市長からたい焼きを渡されたが、意味が呑み込めず「はぁ」と気のない返事をしてしまう。正式な受賞の報せを聞いたのはその少し後のこと。「今でも実感が沸かない」とはにかむ。「すべてにおいて欠けている。より一層頑張らないと」と賞に浮かれることなく、気を引き締めた。
○…神奈川大学からシルフィードに入団したルーキーは、開幕から全試合に先発、そのほとんどでフル出場した。身長151cmと小柄な体がピッチの上では大きく、頼もしく見える。監督も「攻守に運動量が要求されるポジションをハードワークで確実にこなしてくれた」と高く評価する。今後はスピードを活かし、小さな体躯の弱点を補うため「相手に当たられない」瞬発力や判断力に磨きをかけたいと話す。試合で緊張したのは地元・北海道との開幕戦だけ。試合に敗れた悔しさが、その緊張を1年間の原動力に変えてくれた。縦への突破とロングシュート、両足で蹴ることができる長所などを活かしたプレーで、試合を重ねるごとにチームに欠かせない存在へと成長。優勝と昇格を賭けた雨中の大一番では先制ゴールを挙げ、チームを勢いに乗せた。
○…北海道当麻町の出身。2人の兄の影響で小学校3年生から始めたサッカー。当時は女子1人だったが、男子に交じり試合に出場した。中学では学校のサッカー部の他、地域の女子チームにも参加。高校はOGにW杯優勝メンバーの高瀬愛美選手がいた札幌の強豪校へ。さらにレベルの高い環境を求め、選んだのが神奈川だった。
○…現在は市イベント観光課に籍を置きながら練習や試合に明け暮れる毎日。年末年始の休みは北海道への帰省が楽しみの一つ。今年は『故郷に錦』の大きな手土産つきだ。
|
<PR>
|
|
|
|
|
|
|
|
<PR>