民生委員・児童委員として令和4年度県民功労者の表彰を受けた 小西 民子さん 福田在住
何気ない一声 地域支える
○…それぞれの地域で、子どもや高齢者など住民の立場に立って相談に応じ、必要な援助を行い、社会福祉の増進に努める「民生委員・児童委員」。厚生労働大臣から委嘱され、大和市内では267人が委嘱されるこの委員を2001年から20年以上の長きにわたり続ける。「表彰は嬉しいが特別なことをしてきたわけではない。人と人とのつながりが地域を支える、そのお手伝いをしたかった」と謙遜する。
○…「子どもやお年寄りなど地域の人たちの不幸な姿をみたくなかった」と委員を引き受けた経緯を説明する。福田南地区の住民らを見守る日々。心がけてきたのは、一人暮らしの高齢者宅への訪問や児童の登下校の見守り活動の際の”一声運動”だ。高齢者には話しかけるだけでなく話を聞くよう心がける。「訪問を楽しみに待っているお年寄りも多い。そうした方の笑顔を見たときは、私が元気をもらっている」
○…趣味はガーデニングと切り絵。特に切り絵は、桜ヶ丘学習センターで年3回展示する「きりえサークル」の会員として10年以上活動している。元来、物事に熱中するタイプで作品作りに没頭すると半日以上経過なんて日もしばしば。「一人で集中できる時間がとても有意義なものになっている」
○…千葉県生まれ。結婚後、1979年に大和に移住してきた。「この40年余りで大和も大きな変化があった。変わらないのは人と人のつながりで、優しさを感じられる場所」と振り返る。2人の子育てに追われる中、下福田小学校のPTA会長、大和市子ども会連絡協議会の会長など地域活動にも積極的に取り組んできた。「今後も出来る範囲で地域の役に立てることをしていきたい」と力強く話した。
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