ママさんバレーチーム「鶴間台」の選手兼監督として「やまゆり杯」連覇に導いた 増岡 美子さん 下鶴間在住 52歳
○…「来年は連覇します」。2018年3月、県で一番強いママさんバレーチームを決める「やまゆり杯」で初優勝を果たし、インタビューで宣言した次なる夢。1年後、見事に有言実行してみせたが、「正直なところ、連覇は厳しいなと思っていた」とつぶやく。
○…昨年秋頃は、優勝とは程遠い状態だった。強みであるチームプレーが噛み合わず、雰囲気も沈んでいた。「何か変えないと」。選手兼監督だからこそできる打開策を考え、自ら率先して声を出して盛り上げるようにした。すると状況は好転し、前年以上の実力と精神力を兼ね備えるように。「秋を乗り越え、120%の力でなくても優勝できる強いチームになった」と誇らしげに語る。
○…大和中でバレーを始め、名門・聖和学院に進学すると170cmの長身を生かし「春高」に2回出場、インターハイ3位の成績を残す。卒業後は日本鋼管に入社し実業団選手として活躍していたが、突如1年で廃部に。結婚して大和に戻り、約30年前にママさんバレーチーム「鶴間台」に出会った。15年前から兼任する監督で心がけるのは「笑顔」。「昨年、五輪の女子カーリングを見て『これだ』と思った。どんな状況でも監督が笑顔でいた方が、皆楽しくプレーでき勝利も近づく。連覇できたという事実が、その証明」と目を細める。
○…約20年前、息子2人が小学生になったのを機に求人紙を見て始めた、歯科技工所での仕事。パートから正社員に、そして今は営業部長として忙しい毎日を送る。「全くの未経験で0からのスタートでしたが、私、とにかく負けず嫌いなので」とニヤリ。仕事の移動中、大好きな犬たちとの散歩中、やはり頭を離れないのはバレーのこと。「絶対に3連覇したい」とにこやかに闘志を燃やした。
笑うと「勝ち」よ
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