独立行政法人国際協力機構(JICA)のボランティアとして海外に出発する市内在住の高堀富美子さん(46)と辻知恵子さん(24)が先月16日、松尾崇市長を表敬訪問した。
高堀さんは、南太平洋の島国・バヌアツ共和国の技術専門学校で芸術指導の任につき、辻さんはアフリカ大陸南東部に位置するマラウイ共和国でムジンバ県エイズ対策委員会に配属される。高堀さんは「JICAのボランティアで海外に行くのは2回目。バヌアツはきれいなところと話を聞いているので、行くのが楽しみ」と話し、現地での生活に思いを馳せた。また、辻さんは「言語聴覚士として病院に3年半勤めた経験を活かし、特にHIVが多いと言われるムジンバ県でのエイズ撲滅に尽力したい」と抱負を語った。
現地で活動する内容を説明した2人に、松尾市長は「最近、海外を志す人は減少しているが、行く人の意識は高い。帰国したらその経験を子どもたちに伝えて欲しい」と言葉をかけた。
2人は研修の後、1月11日から現地に入り、12月まで配属先で活動する。
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