北鎌倉の街全体が、現在吊るし飾りで彩られている。陶器販売のかまくら陶芸館などで開催中の「北鎌倉吊るし飾り展」の一環として、商店街74軒が協力した初めての試みだ。
人形工房銀の針(山ノ内)の浜肇子さんをはじめ5人の作家が、協力店に手づくりの飾りを貸し出している。中にはオリジナル作品を飾るところもあり、寿司店ならイクラの、葉祥明美術館では絵本のキャラクター、ドッグカフェなら犬の好物である骨をモチーフにしたものなど、バラエティーに富んでいる。
閑散期の活性化を目的に企画されたもので、「北鎌倉つるし飾り実行委員会(川上靖治委員長)」が主催。4月1日(日)の「匠の市」まで実施する。
同企画の発端は5年ほど前にさかのぼる。川上委員長は「2、3月の閑散期が以前から悩みの種だった」と話し、新しい名物でもあれば、と北鎌倉まちづくり協議会で考えていた。そんな時、古民家ミュージアムで展示されていた「源平吊るし飾り」に出会い、同企画が立ち上がった。昨年3月には試作展が行われた。
川上委員長は「北鎌倉らしい街の風物詩にしていきたい。いずれは『北鎌倉吊るし飾り祭り』にまで発展できれば」と話している。
問【電話】0467・22・4693齋藤さんまで。
鎌倉版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|