市内長谷の大仏殿高徳院(佐藤孝雄住職)で今月12日、第44回「慈善茶会」が行われた。鎌倉青年会議所(鎌倉JC)が主催するもので、今年も茶道裏千家の千宗室家元が招かれ、大仏に2回にわたり献茶した。
当日は天気に恵まれ、大仏前には鎌倉や横浜支部などの裏千家淡交会会員や近隣の青年会議所メンバーをはじめ関係者らが参列。僧侶による法要の後に、厳かな雰囲気の中、家元が大仏前で茶を点てた。境内には市内の高校茶道部らも参加し茶席が設けられ、式典後には、参列者が茶をたしなんだ。
献茶式を前に挨拶した鎌倉JCの鈴木泰三理事長は、昨年の寄付金は東日本大震災の義援金にしたことを説明。今年は「防災関係や青少年育成に活かしたい」と話していた。
家元の”御手前”に市内在住の60代女性は「日本の文化の一端を担っている茶道を今後も受け継いで行きたい」と気持ちを新たにしていた。
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