昨年末に滑川交差点の由比ヶ浜海岸下り口横に建てられた「さくら貝の歌」の歌碑。その建設にあたり歌碑建設実行委員会(蓼沼誠一実行委員長)が建設費として広く募った寄付金の残金約72万円が1月23日、歌碑の維持管理に使ってもらおうと鎌倉市に寄付された。
さくら貝の歌を作曲した八洲秀章さんの息子である歌手の沢木順さんは、今回の寄付に同席し、「最高の場所に設置できました。20年来の悲願でした」と喜びを口にした。
歌碑は、昔のように砂浜が一面、桜色の貝殻で覆われることを願い、海浜の環境保全活動のシンボルとして1989年に建設の運動が始まった。しかし、発起人の鎌倉朝日新聞社の元編集長、藤沼正人さんの死去により運動は一時頓挫。2010年に作曲家の八洲さんの25周忌を偲び、歌碑建設の運動が再び動き出した。
実行委員長を務めた蓼沼さんは「自然環境を保全する市民運動の入り口にたった。今後の活動に期待したい」と話していた。
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