市内浄明寺在住の版画家・井上員男(かずお)さん=人物風土記で紹介=の作品「版画平家物語」が4月4日(金)から8日(火)まで建長寺の応真閣で展示されている。午前10時から午後4時まで。入場無料(拝観料別途)。
「版画平家物語」は井上さんが着想から15年近くかけて完成させた大作。3mを超える屏風仕立ての作品は12場面からなり、それぞれ直筆の「詞書」の屏風と対になっている。描かれたのは那須与一で有名な「扇の的」や画面上部に平清盛の悪行の数々が記された「平清盛公の薨去」、画面上に何艘もの船が配置された「壇の浦の合戦」など。細かい描写が可能となる独自の紙凹版の技術で、緻密に場面が再現されている。
井上さんは「屏風にふさわしい畳の上での展示です。是非足を運んでください」と話している。6日(日)には琵琶演奏も予定。
問【電話】0467・23・2000蓼沼さん
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