鎌倉大船ロータリークラブ(仲村裕之会長)は4月26日、創立50周年を記念し、市内小袋谷の成福寺で東日本大震災復興祈願法要と献茶式を開催した。
当日は同クラブ会員のほか松尾崇市長をはじめ多数の来賓が出席。同寺の釈俊英さんによる法要の後、裏千家茶道正教授の小澤宗誠さんが献茶を行った。
その後の記念式典では、会員の拠出や講演会の入場料などから300万円を、被災地で青少年育成に取り組む東日本大震災復興支援財団に寄付。仲村会長は「これまで支えて下さった皆さんに感謝したい。震災の被災地に対しては『一過性ではない将来を見据えた支援』をこれからも考え、活動したい」と挨拶した。
同日午後には、鎌倉女子大学大講義室でノンフィクション作家、門田隆将さんによる講演会「原発事故は日本人に何を問いかけたのか」を開催。吉田昌郎所長(当時)をはじめ、福島第一原発の作業員に取材した門田さんが、爆発事故前後の緊迫した現場の様子や官邸と東電本店の指示を無視して原子炉冷却のための海水注入を続けた吉田所長の逸話を紹介し「吉田さんは『命を守り国を守る』という仕事の本義を忘れない人だった」と話した。
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