矯正治療 正しい知識を 日本臨床矯正歯科医会がセミナー
(公社)日本臨床矯正歯科医会神奈川支部は7月31日、鎌倉芸術館で「市民セミナーinかまくら〜”歯並びと健康”子どもたちの未来のために〜」を開催した。
今年で11回目を迎えるこの催しは、矯正歯科治療の正しい情報の普及などを目的に年に1度開催しているもの。当日は神奈川県内の小学生を中心とした親子200組以上が参加した。
当日は矯正歯科治療の適当な開始時期や症例、安心して治療を受けるために必要な知識を紹介する講演が行われた。症例紹介では舌のトレーニングで歯並びが整った例や、80代の男性の治療例も。講演した歯科医師は「矯正歯科治療は頑張って続ければ必ず良い状態になる」と呼びかけた。
会場では会員による無料個別相談も行われ、保護者が熱心に治療の疑問を投げかける姿も見られた。また症例の展示では、治療が必要とされる様々な例を会員から説明を受け、参加者は真剣な様子で聞いていた。
日本臨床矯正歯科医会は矯正歯科の専門開業医が所属する団体で治療技術の研究や普及活動に取り組む。会員は5年以上の臨床経験や複数会員からの紹介、5年に1度治療症例の提示などが求められる。治療中に患者が転居した場合、転居先に近い歯科医を紹介し、治療状況の共有や治療費の引き継ぎができる「転医システム」を構築している。
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